うきぐもケイビングクラブblog

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上の写真は通常ルートのリギング風景です。
しかし、今回は通常ルート以外に別のルートがないか試してみることになったので、Fさんが新ルートを開拓しにいかれました。



いつもの場所と違い、落石の危険性が少ない場所だったけど、アンカーを打つにはあまり宜しくなかったそうな。

結局、少し降りたところで辞めましたが、その途中まで僕も行ってみました。
そこから下に降りた人たちを撮ったのがこちら。



高いですね。25ｍぐらいあったと思います。

この洞窟の再測量してみよう的な話があったこともあり、ちょっと測量してみました。
普段なら張られない場所へロープを張ったし、みんなが降りてる時間もあるし、ちょうどいいよね。
最終的に竪穴降りた先の横穴部分を測る時間はなかったですが、とりあえず竪部はやりきることができました。
まあ、そんなことは置いておいて。

下に降りてからはあまり時間もなかったので、とりあえずファンケイビング！

横穴部分進んだ先の、第四ピッチ手前にフローストーンが。
こんなキレイなのがあるんだ。スゲー

広角レンズを持ってないので、下の部分が撮れなかった悔しい！！



そもそもこの洞窟は天井高が高いな。

第四ピッチのピッチヘッドはなんと地底湖へ降りる。
普段は地底湖となっているけど、冬は渇水期なので、地底湖には水がない。
だから今日はそこへ降りることができた。
僕が来た時にはみんな対岸で探検してた。
うーん。地面の白いやつなんだろう？角礫かな？



というわけで、降りてみよう。



降りてみたら、なんと泥の斜面の上は発泡スチロールやビニル製品などのゴミだらけ。

ここに来るまでも、ゴミ凄いなと思ったけど、地底湖の湖底はエグかった…

それをみなさんにお伝えするためにもストロボで写真をお届け。



これで一応どんな感じかは伝わったかな？

これはどうやってもゴミを取り除くのは難しそうだね(笑)
軽トラ20～30台分でも足りない気がする。

このあと、撤収して全員が出洞した時には、外は真っ暗になっていた。
最後撤収したO君お疲れ様！

※この活動は、新型コロナウイルスの影響による外出自粛要請発表以前の1月5日に行われたものです。現在は活動自粛中です。



はい。

というわけで、入洞し、水匍匐するところまできました。
ここを越えると…



通常ルートとの分岐部分です。
ここから超天井が狭い匍匐の場所も超えると、



こんな感じのカーテンの発達したものが！
大きいなぁ。



さらに進むと、なんかフローストーンがありました。
うーん、なんか微妙にライティングが難しかった。
ストロボをもっと角度をつけて配置したかったなぁ。

この裏にはリムストーンがあったが、そっちを撮ってもよかったかなぁ。



泥が乾燥して、割れてた。



なんかめっちゃカッコいいやん！
I君さすがっ！



これは、変な形の鍾乳石。
この鍾乳石の周りだけケイブコーラルが異様に発達しているので、この鍾乳石が出来はじめの時は、水の滴下量が多かったのだろう。

鍾乳石の裏の方にもストロボで照らしてやってもよかったかもね。



白いフローストーンのある場所。
この支洞の中で、ここが一番横幅が狭くなってる場所だから、壁に触れてしまうと、フローストーンが汚れてしまうので、超気を付ける必要がある。
怖いね。



この先は狭くなってます。
最近ここの先に誰もいかないから、泥がすごくて、進行が超困難でした。
ヤバいな誰もいけなくなるかも？
でも今回は時間的にここで、引き返しの時間になり、引き返しました。



まあ、みんなでいろいろ撮ったけど、どんな場所かわかる写真が撮れたし良かったのではないでしょうか。

※この活動は、新型コロナウイルスの影響による外出自粛要請発表以前の1月3日から4日にかけて行われたものです。現在は活動自粛中です。

道路から谷へおり、川を渡って、谷を登ります。
めっちゃしんどい。

今回は、事前に細引きでお助けロープを張っていたので、楽に登れました。




ここの測量は今回で3回目になります。翌日も同じ洞窟を測量したので、合計で4日分測量したことになりますね。

この洞窟は洞口が複数あり、今回は別の洞口から、過去の測量場所へつなげる感じで測量しました。



狭洞の先が洞口へもどるルートを、ペーパレス測量で行いました。
基線がでて楽ですね(笑)
まあ、Cave Info に表示される高低差はどこの数字か意味不明なものが表示されますが、スケッチの代わりとして使う分には問題ないでしょう。



あとは、別の洞口や、層との連結部分の測量をしました。



この洞窟は多くの層が重なり合った形をしているので、チムニー箇所が多いです。



因みに今回の活動ではみんなマスクを着用しています。
なぜかって？
それはこの洞窟が、乾燥した洞窟で、土ぼこりが舞いやすく、洞内でむせるからです。
次行くときは、防塵マスクを持っていこうと考えてます。だって、普通のマスクより、プロっぽいじゃん！



というわけで、洞窟からでて、谷へおりました。
ここがマジでしんどい。



今回の成果を含めて
4日分の測量成果は、
総延長：302.3+α [m]
高低差：　27.7+α [m]

となりました！！！

まだまだ、未測量部分が多いので、今後の調査に要期待です！

さて本編です。




洞口は現地から見えるほどの距離で楽々アプローチ




ずんずん進んで行きます。




流水に沿ってずんずんずん




途中のホールで一息




すると見えて来ました。滝が。
時期は12月、行きたく無さ2万パーセントです。




しかし躊躇なく進むうえろ氏。さすが阿哲に育てられた塩から子…！




さらに奥へずんずん進んで行くと見えてきました。滝が。
嘘だろ…しかもさっきより激しいじゃん…

しかし話を聞いてみるとどうやらここで引き返す模様
忍者心の声「しめしめ、どうやらここは濡れなくてもよさそうだ…！」





そんなわけないよねーーー




濡らすよねーーーー




僕も大人しく正座で滝行しました。煩悩忘れました。




凍える僕を後ろからそっと抱きしめてくれるみやっちょさん。これが洞研愛。
忍者「せ、先輩…//」




忍者「だいしゅきぃ！！！！」
みやっちょさん「うぎゃあぁぁぁぁぁ！！！！」

口では嫌がりつつも顔はまんざらでもないみやっちょさん。これも洞研愛である。




ついつい僕の熱いパトスがほとばしってしまいました。えへ//




そんな感じで無事に活動終了！





活動後は前日の活動で使った装備洗い。
この川でザイルウォッシャーを流されると瀬戸内海まで拾いに行かねばならない。




装備洗いをしていると地元の方のご厚意でお昼ご飯をごちそうになりました。ありがとうございました！
食後のデザートにみかんを頬張る男たち。




みやっちょさん＆忍者「ＬＯＶＥ注入」

2019年うきぐも忘年会もこれにて無事終了！
また来年～


おわり

29日朝5時、当クラブの九州組にたたき起こされた私は直前まで参加していた秋吉台合宿のメンバーに別れを告げ眠い目をこすりながら岡山県を目指しました。


写真: 秋吉台合宿のメンバー.　ヤツらはこの後平尾台を目指し出発したようだ

井倉洞の駐車場で挨拶を済ませた我々は、穴人のジムニーに荷物を詰め込み草間の台上まで移動しました。
うえろ氏は急用のため入洞パーティーから離脱😢
遅れてきたみやっちょ氏と現地で合流し、入洞準備にとりかかります。



準備ができたら徒歩でドリーネの底を目指します。駐車場所から5分ほどで到着。親切設計ですね～


メンバーは穴人、みやっちょ氏、忍者氏、そして私thrです。入洞もこの順で。コンパクトなパーティーは待ち時間が短くなるので冬の竪穴活動にはありがたいですね。


先発は本パーティー唯一の学生ケイバ―穴人君。彼は前日にうえろ氏らと共にリギングをしてくれました。感謝。

待ち時間、オッサン大人たちは下世話な話で盛り上がります。


セカンドのみやっちょ氏


三番手の忍者氏


最後のthrが降り始めたのはトップの穴人君入洞から40分後。リギング済みありがてぇ…

太陽の光があったおかげで、12月下旬にも関わらず寒さを感じることなく待機できました。



洞窟の底まで降りきったらしばらく天井の高い横穴が続きます。地下河川が流れていますが、幸い減水中のようで長靴の中まで水が入ってくることはありませんでした。


さらに進むと非石灰岩の黒い一枚岩が現れます。
岩の裂け目に突っ張りながら滑り落ちないように下っていきました。横穴部最大の難所かと思われます




落ちてもけがはしないでしょうが、確実に腰まで濡れるでしょうね。



よっこいしょと

なんとか濡れずに済みました。

難所を越えると滝の上部に出ます。


滝から見下ろすと、穴人が撮影用にストロボをいじっていました。


滝はロープを使ってトラバース気味に降りていきます。



途中で微妙にロープが足りずノット越え。写真で分かる肥満体。痩せねば


実はこの滝、フローストーンでできています。測図によれば、落差は14mだったはず。



主洞はさらに奥へと延びますが、今回はここまで。
だって濡れたくないからね。



穴人のライティングで記念撮影。

若手の穴人とthrで撤収。リギング済み&暖冬&減水で快適なケイビングとなりました。


おわり